原発トラブルについて・・・その7
Yahooニュースのニュースに対する一般読者コメント欄で気になることがあったのでひとつ上げます。

そのコメントでは「何故すぐにチェルノブイリのようにコンクリートで封印しないのか??東電はまだ廃炉をためらっているのか??」と言うコメントがちらほら見受けられたんですが、これはあきらかに間違っているので記事にします。

チェルノブイリ原発事故では、核分裂反応を制御する制御棒が挿入できなかったと言われており原子炉内で核反応が暴走し、原子炉が爆発してしまいました。
つまり原子爆弾が投下されたこととまったく同じ状態が起こったわけで、その核分裂爆発で広島に投下された原爆の500倍程度の放射性物質を撒き散らしたと言われています。
(今回福島で起こった水素爆発とは、まったく別物です)ただしチェルノブイリ原発事故では、核爆発したことで一瞬でウラン燃料が燃え尽きてしまい、崩壊熱も出なくなったため、すぐに鉄筋コンクリートで封印できました。
(いわゆる石棺・・・しかしこの石棺を作る作業でも相当数の人が生命に直結する重大な被爆をしてしまったと言うことです)
しかし福島原発では依然ウラン燃料がくすぶっており、相当な期間崩壊熱が出るため、今すぐ鉄筋コンクリートで封印することは無理なんです。
封印してしまうと、もう核分裂現象をコントロールできなくなり、(冷却できない、反応スピードを制御できない)最悪コンクリートも溶かして、放射性物質を撒き散らし・・・さらに状況が悪くなって再臨界・・・核爆発・・・こうなると恐らく東日本には人間が住めなくなるかもしれません・・・

なので、現状、崩壊熱が尽きるまで根気よく冷却を続けるしかありません・・・
数年だろうがなんだろうが冷やし続けるしかないんです・・・封印はその後です。
現在電源の復旧が急ピッチで続けられています・・・この作業で冷却系統が動くかどうかが今後の日本の将来の明暗を分ける大一番のような気がします。

余談ですがチェルノブイリ原発事故のことを「あいのり」(バスで男女が世界一周する恋愛旅行の番組)で取り上げていたのを見つけたのでURLを上げておきます。↓

http://www.youtube.com/watch?v=PXO9G42xqtQ

それほど詳しい解説はないですが、チェルノブイリ原発事故がどういうことだったのかを知るには結構わかりやすいです。
スポンサーサイト
【2011/03/24 18:58】 | 凡庸な日々 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<原発トラブルについて・・・その8 | ホーム | 明日が好き。>>
コメント
No title
補足です。

この「あいのり」の中でレントゲンと言う単位が使われていますが、これは旧単位で1ミリシーベルト=約100ミリレントゲンです。なのでチェルノブイリ発電所前で530マイクロレントゲン/毎時ということでシーベルトに直すと0.53ミリシーベルト/毎時と言う事になります。一般常識から考えるとかなり高い数値ですが、現在福島原発で事故対応されている方は100ミリシーベルトを超えた被爆をされている方も数人いるということで、それと比較すると全然大丈夫だと言う気がします・・・

いや!もう最近感覚が・・・数値に対する感覚がおかしくなっています・・・
福島原発の事故当初では発電所正門前で1ミリシーベルト/毎時程度だったのに今やその100倍以上になってます・・・
人間って慣れると危険への感覚が麻痺してくるんでしょうか??
【2011/03/24 19:24】 URL | ひょい。 #fsi09bqQ[ 編集] | page top↑
No title
もうふたつ補足です。

①チェルノブイリ原発内に防護服を着た作業員が見られましたが、0.5ミリシーベルト/毎時という値は日本の原発での一般的な作業では2時間も作業できない環境です。(日本では一般作業では一日1ミリシーべルト以下で管理されている・・・もちろん特別工事ではそれ以上認められる場合もある)

②ディレクターが最後に測定器で計測されていますが、どれだけ放射線を浴びたか計測しているというのは間違いです。
放射線を浴びた量を測っているのではなく、体に放射性物質が付いていないかどうか測っているんです。
この映像(報道)を見ても、いかに日本人が放射線について無知かがわかります。悲しいことですが・・・。
【2011/03/24 19:38】 URL | ひょい。 #fsi09bqQ[ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://eostk.blog57.fc2.com/tb.php/420-e208766a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |