DAWの時間 第10回 「ベースプログラミング・・・その2」
前回記事の予告どおり、ベースギターに「スライド」と「エクスプレッション」を利用した滑らかな
エンディングを入れて行きます。

スライドを演出するためには色々な方法があるんですが今回はピッチベンドを利用します。
ピッチベンドを知らない方もおられると思うので説明しますと、シンセサイザーの鍵盤の横に
ホイール状のものが付いていて・・・例えば・・・私が使っているYAMAHA CS2Xの写真で言うと・・・↓

kouza26.jpg

鍵盤部分の左横に黒い半円のホイールが二つ付いてます。
右側のホイールは「モジューレーションホイール」と言って色んなパラメーターを割り当てることで
上下に回すことによってビブラートが掛かったり、ロータリースピーカーのSLOW・FASTを切り替えたり
あるいわ音量を変化させたり、トレモロ掛けたり、音程・・・etcを変化させることができます。

左側のホイールはピッチベンドと言って一般的には音程を変化させギターで言うチョ-キングやスライド
などを表現することができます。正確に言うとモジューレーションホイールと同じように色々なパラメーター
を割り当てることでモジュレーションホイールと同じことができるのですが、ピッチベンドにはバネが付いて
いて、ホイールを上下に回しても離すとバネの力で真ん中まで勝手に戻ります。(モジュレーションホイール
はバネが付いてないので、離してもその位置から動きません)

このピッチベンドの作用をバーチャルでMIDIプログラミングにより上下させ音程を変化させることによって
ベースギターのスライドを表現してみようと言う事なのですが、音程は変化するんですが実際にピッチベンド
ホイールは見た目には動きません(笑)

で、最初にどうプログラミングするか?と言うと、まず、このピッチベンドホイールが真ん中から一番上に
(または下に)動かした時にどれだけ音程が変化するのかをプログラミングします。

下図の0001:01:040からのコントロールチェンジ「RPN MSB 101=0」「RPN LSB 100=0」でピッチベンドホイール
を指定し「データーエントリーMSB=12」で12音分(1オクターブ)を指定します。
(通常はデフォルトで2音半(C音ならF音まで)の設定となっていて、この音域範囲のスライドであれば
プログラムする必要はありません。)↓

また念のためピッチベンドの位置を「ピッチベンド=0」(真ん中)とプログラミングします。



これでピッチベンドの設定は終了です。
あとは実際に音が鳴ってる場面でピッチベンドの動きを入力します。↓

kouza25.jpg

上図で下のほうの三角形みたいなものがピッチベンドの動きを入力したもので、B音からウイーンと
1オクターブ上がって、その後1オクターブ下がってもとのB音に戻っているのが分かると思います。
これでベースギターのスライドは表現できています。

後ほど音源を紹介するので、音の確認は飛ばして次に行きます・・・

次は「エクスプレッション」です。
音量の変化は「ベロシティー」と言うものを今まで散々紹介してきましたが、「ベロシティー」は音符
の発音の瞬間の音量を設定するだけで、一つの音符が鳴っている間に音量を変化させることができません。

一つの音符が鳴っている間に音量を変化させることができるパラメーターは2つあるんですが、今回は
「エクスプレッション」を紹介します。
(もう一つは「ボリューム」と言うパラメーターなのですが、これは主にMIX時に使用するパラメーター
であり、演奏中の音符の音量を上下させるためには一般に使われていません。)

これを使って、ベースギターのエンディングの音を滑らかに下げて終わらせます。
楽曲のベースギターの最後の一音であるE音を伸ばして、エクスプレッションで音量を下げていきます。
(エクスプレッションはコントロールチェンジの11番です)

kouza24.jpg

これで一応ベースギターが完成しました。
完成した音源はこちら↓


[VOON] kouza06

しかし、ここまで書いてきて、打ち込みを人に説明するのがこんなに難しいとは!!!
私の表現力のなさにげんなりしましたね^^;
特に今回は飛ばし気味で説明したので、分からないと感じること多数だと思いますが、質問されれば
懇切丁寧にコメントしますので、ご質問お待ちしております^^;

次回からはいよいよMIDIによる自動演奏は終了でピアノ(今のところエレピを考えています)で
を実際に演奏して録音し伴奏を付けていきます。

今考えてる伴奏は・・・多分皆さんの予想を裏切る物になると思います・・・
モードスケール(旋法)を利用したJAZZ的なアプローチであると同時にブルースの王道的な伴奏を
付けていきますね~。
お楽しみに~^^。
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【2012/05/02 22:23】 | DTM日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
アップ早すぎです。 (笑

生徒は実際にやってみて、アップアップです。上手く行きません。 今日は一日やってましたが、う~ん、質問すら出来ません。  やっている間にDAWのバグがたくさん見つかって、アップグレードだら、なんやで、疲れました。
又、明日頑張ります。 
【2012/05/03 22:34】 URL | ゴルッテリア #-[ 編集] | page top↑
ゴルッテリアさんへ。
早過ぎですよね^^;私もそう思います^^;
私、一旦はまると、朝起きてから寝るまで永遠に飽きもせずにやってるので、すぐに出来ちゃうんですよね~。
実はピアノ伴奏も録音が終わっていて昨日上げようかと思ったんですが、あまりに偏ったネタになってきているので昨日は一旦、違うネタにしました。

また質問は過去のものまで何でも受け付けますのでご気軽にご質問下さい~。
【2012/05/04 17:47】 URL | ひょい。 #fsi09bqQ[ 編集] | page top↑
今日も、一日やってましたよ。

エクスプレッションは一発で動きました。
ピッチ ベンドの レンジがまだ出来ませんが、 一音はベンドするのですが、オクターブがどうしても出来ません。 (汗

まだまだ、頑張りすよ、 師匠!!
【2012/05/04 20:12】 URL | ゴルッテリア #-[ 編集] | page top↑
ゴルッテリアさんへ。
この記事を見てXGとGSではプログラミング方法が違うのかと思い調べてみました。
(SONERはローランドなので多分GS、私が解説しているのはXG方式なので)
調べてみた結果ピッチベンドの変化幅の入力は同じでした。
①コントロールチェンジ RPN MSB(101)=0
②コントロールチェンジ RPN LSB(100)=0
③コントロールチェンジ データーエントリー(6)=12(12は12音分、すなわち1オクターブ)

で間違いありません。
確認すべきは①②③の順番に、タイミングをずらして打ち込んでいるかと言うことと(順番が変わると認識しません)
もうひとつは実際に変化させるパラメーター幅です・・・
エクスプレッションもベロシティーも変化幅0~127ですがピッチベンドはー8192~8192の範囲です。この値を間違ってないかどうかですがご確認願います。(0→8192で1オクターブ上がります)
【2012/05/04 20:47】 URL | ひょい。 #fsi09bqQ[ 編集] | page top↑
色々とサポートありがとうございます。感謝です。
多分、Sonarからの コントロールチェンジ データーエントリー(6)=12 の入力が上手く出来ていないようです。 SonarからはEditはメニュー形式でイベントリストを編集するのですが、データエントリというメニューがないので、色々と試しましたが、どれも外れでした。 0-8192ではなぜか、2.5音ではなく、1音だけ変化してます。 
又、ネットで調べると、私の使っている音源(SI Bass Kit)では ピッチベンドレンジが動かないとの記事もあったので、違う音源も使って見ましたが、 同じでした。  
連休明けにでも、ローランドに問い合わせる予定です。
【2012/05/05 10:27】 URL | ゴルッテリア #-[ 編集] | page top↑
ゴルッテリアさんへ。
なるほど、私もNETで調べてみたんですが、SI-Bassはピッチベンドレンジが設定できないという記事がありました。
私自身が持っていれば、何かできるかもしれませんがあいにく無いのでどうしようもありません^^;
メーカーに聞いてみるのが早いかもしれませんね。
またはフリーのVSTインストゥルメントで試してみるとか・・・でしょうか・・・

またスライドは音符をズラズラっと並べてスライドを表現する方法もありますので、そちらでトライするのもいいかもしれません。
【2012/05/05 20:08】 URL | ひょい。 #fsi09bqQ[ 編集] | page top↑
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